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知人のお父さんが
終末医療中であることを聞いたのは
何かの偶然なのか、
「その日のまえに」を読み返した数日後。

さらにその翌日、
約1ヶ月半ぶりに「ねこおじさん」が現れた。



勤務先の向かいにある
「重機置き場」で飼う猫の餌やりと
花壇の水遣りの為、
一年のうち350日、
赤羽から遥々車を走らせやってきていた「ねこおじさん」



久しぶりに会ったねこおじさんは
随分と痩せていて、
いつもの車の運転席には
付添いの男性が座っていた。


ねこおじさんを「社長」と呼ぶその人は
今は一時退院なのだと教えてくれた。
病院の場所を聞いても
首を振るばかり。









春には球根類や一年草が彩る花壇も
今年は手のかからない松葉菊と
昼咲き月見草が旺盛に咲いている。

flower



「重機置き場」に水道はなく、
ねこおじさんは夏になると
農家の用水路に
モーターのついた散水機を突っ込んで
豪快に水を撒く。

しかし今年の夏は
去年とは違った趣きになってしまうだろう。


flower



植物と人間の心は
強くないけれど弱くもなくて、

祖父2人と飼っていたビーグル犬、
そして1つ下の従弟が亡くなった
「憂鬱な春」を
いつしか待ちわびるようになった様に、


今のこの寂しさも
冬になる頃にはきっと、少し薄れている。




植物と人間の心は
強くないし弱くもないけれど、

必ずいつかは朽ちてゆく。
そしていつか、生まれ変わる。


flower

きっと冬には
強靭なヒメツルソバが花壇を染める。





普段なら、
梅雨の走りの鬱陶しいこの雨は

主のいない花壇を潤す
悲しくて優しい雨。














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